今日の新聞に宮大工の話が載っていた。
宮大工とは法隆寺などの寺院をつくる凄腕の大工である。
こういう世界は厳しい徒弟制度がある。
師匠が教えるということはまずないそうである。
技は盗むもの。
確かに教えてしまったほうが効率はよい。
しかしそれでは本当に大切な点は伝わらない。
言葉やマニュアルとしては成立しない。
近くでずっと見て、背中で教えることが全て。
ということである。
気の遠くなるような話だが非常に考えさせられる記事であった。
今の時代とは全く逆行している。
しかしこういう時代だからこそこの考え方が大切だと思う。