外国から
外国からよく患者様がいらっしゃる。
その方はアメリカからであったが、予約なしでふらりといらっしゃった。
閉院まぎわで他の方はいらっしゃらなかった。
受付の様子を聞いていると、日本語が通じないことがわかった。
私も英会話が苦手なので困ったことになった。と内心思った。
カウンセリングルームで話しを伺うと、私の治療を受けるためだけに来日したとのこと。
目の手術を希望されていたが、外国で手術の経験があるとのこと。
これで話が複雑になることがわかり、私は腹をすえた。
完璧なブロークン英語に身振り手振りを加えて必死に説明した。
最初は怪訝そうな雰囲気だった彼女が、ある時点からフッとリラックスしてきた。
ちょっと心が通じた瞬間である。
気に入らない目のアンバランスを何とかしてほしいとのこと。
非常に微妙な手術である。
- 2008年02月12日
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