最悪の治療?
先日私の親戚が脚の腫瘍を
取り除くため
慶応大学病院に入院した。
手術が終わりしばらくすると
傷がいつまでも治らず
「化膿している」とのこと。
まあ、そこまでは外科手術である以上
おこりうること。
別にどうということもない。
問題はそのあとの処置。
その傷口にチューブを差し込み
24時間イソジンを強制的に
流し込み続け消毒し続けていた。
消毒薬には組織障害性が強く
「傷を消毒することは厳禁」
「傷を乾かしてはいけない、つまりガーゼを貼り付けてはいけない」
「傷口はきちんと洗うこと」
などという3原則は
いまや素人でも知っている人が多い。
それなのに
天下の慶応大学病院で
あんな大昔の治療をしているとは
呆れる、を通り越して
怒りすら感じる。
無知とは恐ろしいものである。
権威にあぐらをかいて謙虚さを忘れ
柔軟な頭をもっていないと
このような過ちを犯してしまう。
くわばら、くわばら。
- 2009年04月28日
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