生理食塩水バッグを取り出してコンデンスリッチ豊胸
本日の患者様は名古屋にお住いの40歳の主婦の方です。
10年前に名古屋の大手チェーンクリニックで豊胸手術の相談にいきました。
シリコンはイヤだったのですが
「これは中身は生理食塩水なので万が一漏れても安心。」
と説明され、脇の下を切開して生理食塩水バッグの豊胸手術を受けました。
しかし、2か月過ぎあたりから、固くなってきて、うえにずり上がり始めました。
主治医に相談すると
「マッサージすれば治るから頑張って。」
といわれるばかりでした。
さらに1年くらいすると、触るとペコペコして波打っている感じに見えます。
もちろんマッサージなど何の効果もありません。
生理食塩水なのでとりあえず体への害はないので
子育てが忙しく胸のことは置き去りにしていました。
そして子供のことも落ち着いたので、この胸もこのままにしておくわけにもいかずネットで情報を集め始めました。
するとコンデンスリッチ脂肪注入というものが今は最新であることがわかりました。
関西でもやっているところがあるので迷いましたが
もうチェーン店はイヤなので東京1店舗でやっている当院へのご来院となりました。
新幹線でのご来院ありがとうございます。
早速診察させていただくと、おっしゃられる通りかなりの変形があります。
波打った感じもかなりのものです。
ちなみにこの波打った状態を「リップリング」といいます。
これでは温泉にも行けません。
ご希望により成長細胞AGFも同時に注入することになりました。
このあたりから吸引です。
かなり脂肪もついていますので、注入に必要な分だけではなく、この部分もベイザー・トリプル4Dで根こそぎボディメイクしてしまいます。
そして
こいつを今から遠心分離してコンデンスリッチ脂肪を抽出します。
そして
こんなに薄くなりました。
このあたりは注意して吸引しなければいけない部分です。
そして
ドンッ!
これが注入分を確保した後で余分に吸引した不要な脂肪です。
ベイザーだから綺麗な脂肪細胞がとれています。
そして生理食塩水バッグの取り出しです。
前回と同じ脇の下を切開します。
スルリと出てきた10年前のバッグ。
問題なく両側とも取り出し終了。
あとは成長細胞を混ぜたコンデンスリッチ脂肪を注入すれば完成です。
お疲れ様でした。
今度は自分の脂肪だから一生大丈夫です。
やはり自分の脂肪であるという安心感は何にも代えがたいものですね。
何か心配なことがございましたらいつでもご連絡ください。
- 2013年02月15日
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