シリコンバッグの取り出しの続き

まず

不自然ではあるが、さほど硬くなっていないほうから

取り出しにかかりました。

脇の下の傷口からアプローチしていくのですが

脇からバストまでの距離はかなりあるので

それほど簡単なわけではありません。

もちろん

大きく切開すれば別ですが

なるべく小さな傷から抜いてあげるのが

プロフェッショナルというものです。

ところが

指の先端がプロテーゼに近づいたとたんに

大量のシリコンジェルが傷口から

流れ出してきました。

そうです。

中のプロテーゼが劣化して破れていたのです。

幸い

周囲にできたカプセルという硬い膜の周囲に

もれだした様子はありません。

シリコンバッグを取り出した後、

シリコンのもれていた部分を厳重に洗浄して

シリコンジェルの残りがないように 何度もチェックします。

 

ほんの数年でここまで劣化しているケースは

極めて稀な症例です。

 

その後は

コンデンスリッチ脂肪注入で

バストの形を整えます。

自分の脂肪であるという自然さ、安心感は何物にも変えがたいものです。

 

 

  • 2012年08月26日
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