バストの修正手術
最近、他院でおこなったシリコンバッグの修正手術が本当に多い。
要は、以前のプロテーゼを取り出して脂肪注入で形を整えるということであるが
プロテーゼの取り出しに時間がかかることもある。
取り出すためには再度どこかを切らなくてはならない。
なるべく最低限の傷で抜いてあげたいから、切開も前回の手術の時より
小さくする。
もちろん大きいほうがやりやすく、時間も短縮できるのだが
それは医者側の論理であり、患者様の立場からは
できるだけ小さいほうがいいに決まっている。
ちいさな切開から指をいれて取り出すのだが
そのうち私の指は痛くなってくる。
その時の私の心境は
プロテーゼがツルリと抜けた時の患者様のホッとした表情が見たい。
ただそれだけ。
こんなに大きく硬くなった異物をずっといれてあったのだから
さぞかし患者様本人は不安であったことは
想像するに難くない。
手術が終わると、他の手術と異なり、スッキリとした表情をされる。
いわば良性腫瘍を摘出したのとおなじわけだから
そんな気持ちになるのも当然ともいえる。
でも、もう大丈夫。
異物が入っていないという安心感は何物にも代えられません。
これからの人生を謳歌してください。
- 2010年03月26日
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